薬剤師の安定感について

薬剤師として働く際に、この仕事は安定して働けるのかと疑問を感じている人もいるでしょう。そこで、今回はこの仕事の安定性について紹介します。

薬剤師は安定している職業なの?

この仕事は、安定しているのかと不安を感じる人もいるかもしれませんが、安定感があり安心して働ける職業と言えるでしょう。最近ではAIが様々な仕事を奪っていくと言われていますが、この仕事では患者さんとの対話が重要になるため、一部の業務がAIになっても、全ての業務を奪われてしまう心配は少ないです。

安定した職業である理由

1.高収入が得られる

日本での平均年収は約420万といわれていますが、薬剤師の平均年収は約510万円となっていて、他の業種と比べても高収入が得られる職業の一つです。男性だけでなく女性も多い職業で、管理薬剤師ともなれば、他の職業で働いている男性と比べても高収入を得ることも可能です。

2.都市部でも地方でも働く場所が多い

高収入が得られる職業では、都市部に限定され、地方ではその業種で働けないというケースもあります。しかし薬剤師であれば、都市部でも地方でも求められる職業であることから、全国どの地域でも安定して収入が得られる職業だと言えるでしょう。

3.社会的信用が高い職業

職業によって社会的信用が高いケースと低いケースがありますが、薬剤師は社会的信用が高い職業です。社会的信用は、金融機関から借入をする際にも影響を与えます。就職先が大手であればさらに信用が高まり、数千万円という借り入れも可能になることから、安定した生活も期待できます。

4.定年後でも再雇用してもらえるケースが多い

最近では年金が不安視され、老後も安定した生活を送るためには生涯現役で働く必要があるとも言われています。薬剤師は、定年後にパートやアルバイトとして週3回程度働く人も多く、定年後も働くことで老後も安定した生活が期待できます。

5.景気に左右されにくい業種

業種によっては景気に大きく左右され、収入が大きく変動したり場合によってはリストラをされてしまったりすることもあります。薬剤師は景気の影響はほとんど受けず、景気によってリストラされたり減給となったりすることもほぼありません。

6.福利厚生も充実

企業によって多少の違いはありますが、住宅手当、産休や育休が充実しているところも多く、安定した生活ができる職業です。

7.様々な働き方ができる

薬剤師は正社員として働くだけでなく、パートや派遣などによって働くことも可能です。パートやアルバイトではまとまった収入にならないと思いがちですが、薬剤師は時給が高いため、プライベートを充実させるために、正社員ではなく、あえて派遣などを選ぶ人もいます。

8.中途採用も多い

一般的な職業では、一度辞めてしまうと再就職が難しいケースもあり、年齢を重ねていればさらに再就職は難しくなることもあります。しかし薬剤師であれば、ブランクがある人でも採用してくれる所が多いですし、大手薬局チェーンなどでは、中途も積極的に採用しています。このように、薬剤師は再就職に不安が少ないことも強みです。

9.体への負担が少ない業務

ドラッグストアで働くと品出しなどの業務もありますが、肉体労働ほどの重労働ではないため、体への負担が少ない環境で働くことができます。

10.一般的な大手企業と比べて異動が少ない

全国展開をしているドラッグストアや調剤薬局、製薬企業などでは異動を命じられるケースもありますが、小規模の薬局などでは異動もなく安心して働くことができます。

不安定な点も存在する

1.人手不足が続いている

薬剤師は、絶対的な数が足りないため、多くの職場で人材不足となっています。この人材不足によって機械導入などを考えている企業も多いです。

2.管理薬剤師になりたがらない人が多い

薬局では必ず管理薬剤師を配置する必要がありますが、この立場になると残業が出ない、責任が重くなるなどの理由から、目指す人も少ないようです。このことも、不安定な点のひとつです。

3.かかりつけ薬剤師の労働条件が悪い

政府は、実労働を減らす働き方改革を行っていますが、この業界では実労働時間の多い、かかりつけ薬剤師の増員を行うなど、働き方改革とは逆の方向に向かっています。

まとめ

ここでは、薬剤師が安定感ある職業なのかについて紹介してきました。薬剤師は安定感のある職業ですが、不安定な点もいくつかあります。この記事を参考に、薬剤師という職業をについて理解を深めて頂ければ幸いです。